ジョーシン電気のマーケティングがすごい
ジョーシン電気のマーケティングがすごい
ジョーシン電気のレシート見たことありますか?
ジョーシン電気のレシート見たことありますか?
厳密に言うとレシートと一緒に出てくる「勝った翌日55ポイント引き換え券」がすごいです。
さらに抽選で監督・コーチ・選手が実際に着用したユニフォームプレゼント、だそうです。
これの何がすごいか?
この引き換え券で集客を促進しているからです。
55ポイントって55円だと思うのですが、55円の割引券をもらうと・・・
使わなきゃ損する
という勘定を引き起こすんですね。
マーケティングのいろんな手法を知っている私もジョーシンいかなきゃ、という気になりますし、いつもこの引き換え券を財布にいれています。
冷静に考えるとその作戦がすごすぎる
でも、よく考えてください。
マーケティングの集客コストっていくらくらいかわかりますか?
商材によって変わりますが、メールアドレス1つ登録してもらうのに数百円かかるものなのです。
このレシートがきっかけで、阪神が勝ったからジョーシンを行ってみよか、と思う人もいると思います。
要するに行くきっかけを作っているのですね。
本来なら集客コスト数百円かかるところが55円で集客できたらラッキーじゃないですか!
ジョーシンは阪神を応援しているが、阪神ファン以外もいる
55円分のポイント進呈で集客できるのは、阪神ファンだけは、ありません。
「私、阪神ファンじゃないけど、55ポイントゲットするためにジョーシン行くで」
とのこと。
もしかしたら、55ポイントゲットするために巨人ファンも行くかもしれない。
このポイント引換券のポイントは何?
来るきっかけをつくっている点。
55円と言えども、人間の損をしたくない、という強い感情を刺激している点。
阪神が勝った翌日ポイント贈呈、という制限を加えることでこのポイントの価値をあげている
ポイントの価値をあげていることについて補足
なぜ、阪神が勝った翌日ポイント贈呈、という制限がポイントの価値を上げるかについて説明します。
もしこれが仮に毎日ポイント贈呈としたら、どう思いますか?
「いつでも行ったらええわ」という状態になるわけです。
「いつ行ってもOK」の状態では人は動かないんです。
締め切りとか限定されてはじめて人は動きます。
さらに、もっとすごい効果があります
阪神が勝った翌日はポイントゲット、という状態がジョーシン電気で買い物するたびに見た人の脳に刷り込まれるわけです。
刷り込まれた人は、阪神が勝ったというニュースを見ると、自動的にジョーシン電気を思い出します。
このリマインド効果というのは案外すごくて、一度、電化製品を買うならジョーシン、と脳に刷り込まれてしまった人は、ついついジョーシン電気に行ってしまがちになるんですね。
これは、「認知こそ最強」理論なのですが、その話はまた、別の機会に。
さて、これを自分のビジネスにどう応用しますか?
店舗ビジネスの場合、これを応用するのは簡単です。
例えば、サッカーでFCバルセロナファンだったら、バルセロナが勝ったその週は、100円引きクーポン進呈、とか。
集客コストが100円でお客さんの来るきっかけを提供できるわけです。
割引を連発すると割引の価値を下げますが、割引の理由があると、人は納得して割引券を受け取るものなのです。
ジョーシン電気の宣伝?
実はこれジョーシン電気の宣伝です。
と言ったら、びっくりするでしょう。
宣伝はないのでご安心を。
しかし、ジョーシン電気のマーケティングの素晴らしさににすっかりはまってしまった私は、ジョーシン電気についつい行ってしまっています。
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